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エレンの小説

Assy著

2019.05.13-2019.06.09執筆(日記からコピー)

2019.08.01フレイの章を追加(日記からコピー)

2019.08.02ヴァルキリーの章を追加

2019.08.07アースガルズの神々の章を追加(日記からコピー)

2019.08.08トールの章を追加

=ものがたり概略=

私の名前はエレン。この物語の主人公の少年。悪の大魔王ケストラーを倒す。

あなたの名前はローズ。神を探すシスターの少女。あなたが男なら、ローザとも。

私の物語は、現実を巻き込んで、仮想的かつ現実的に、言葉の世界を光かり導く。

エレンは、究極魔法「世界の終わり」を唱える。その習得のために悪魔と契約したため、エレンは歩くことができない。また、ローズは蘇生魔法「神々の復活」を唱える。これは死ぬ人間ひとりの命を救えるが、一度しか唱えることができず、これを唱えた時、ローズは全ての記憶を失って、何も分からなくなる。

舞台は近未来。人々は銀河団を支配する銀河連邦で、エレンは自由連邦軍に入隊して三年目になろうとしていた。ローズはデザイナー見習いの少女で、周りと自分を比べる劣等感に悩む。地域の教会で二人は出会う。ローズはピアノも上手い。

大魔王ケストラーは、宇宙全てを魔界の力で支配する魔神で、エレンはケストラーによって多くの大切なものを失った。大魔王は突如として宇宙に宣戦布告する。エレンは、自らが指導者となって、ケストラーを倒すことを誓った。人知れずケストラーの弱点を研究し、魔法を習得するためにローズとともに辺境の惑星、氷の星リゲルに赴いた。リゲルで彼らは究極魔法を習得するために、悪魔と契約した。しかし、それによってエレンは歩くことができなくなる。また、ケストラーの軍団は力を増し、地球にまでその勢力は及ぼうとしていた。

究極魔法を得た車椅子の戦士エレンは、ローズとともに仲間を探す旅をはじめる。大魔王ケストラーの心臓は宇宙の果てにある。その心臓を射抜けば、大魔王は倒れる。

彼らは仲間を増やし、九人の聖戦士ワルキューレを結成する。気づいた時には、銀河団の中で最も強い集団になる。ケストラーは彼らを嫌う。彼らは正義の騎士、最後の英雄である。

=大魔王ケストラー=

大魔王ケストラーも、昔は善良で正しい人間だった。気さくな少年で、どんなことも人並み以上に得意で、優しく、情熱的で、鋭い洞察力があった。

だが、彼は戦争で人が変わった。自分が支配しなければ気がすまなくなり、この世界全員を騙してでも、やりたいことやすべきことを実現しようと考えるようになった。

大魔王は、この銀河団全員を支配している。本当は何をやっているのか、それはケストラー本人にしか分からない。だが、日に日にその支配の度合いは増していることは確かだ。

ケストラーは、全ての悪に身をまとったかのような人間である。本人は、本当の自分を知られるのが嫌いで、現れる時は化身として現れる。ケストラーは、心配も後悔もしない。ピンチをチャンスに変え、与えられたカードを上手く使うことだけで、この世界に勝ってきた。ケストラーは諦めないが、期待もしない。自分以外の全ての人間が馬鹿で愚かだと言うことを、自分の人生と存在から誰よりも完璧に分かっている。死も怖くない。いつ死んでも良いくらい、人生と今の自分の成功に満足しているからである。ケストラーは成功も求めない。成功よりも失敗の方が面白いということを知っているからである。そもそも、ケストラーは悪をしたいとは思っていない。ケストラーは正しいやり方で面白いことをしているだけである。

ケストラーは、傲慢な言動と残酷な支配で知られており、よく人々から「空気を吸うように嘘をつく」とか、「残虐の限りを尽くして、人々を下等なものだと見なしている」と言われる。だが、ケストラーは決して、嘘は言ったことがない。ケストラー本人にしかその真意が分からないだけで、ケストラー自身はケストラーから見て明らかに正しい事実を言っている。たとえば、ケストラーはよく、「人間は虫よりも下等な白痴であり、このまま行けばロボット人間になるだろう」と言うが、これはケストラーから見て、明らかにケストラーのような賢さを持っていない人間のことなど、ケストラーの生活の中で、いっぺんたりとも考える意味も無く、つき合う価値もないからである。ケストラーは「文明の発展だと人々が思っているのは、おもちゃによって手足を縛られ、知識によって奴隷になっているだけだ」と言っている。これも、ケストラーから見て、現代文明のほとんどは意味が無く、牛と馬と犬を飼っていた古代人に比べて何の進歩もしていない、ということが、明らかだからである。ケストラーは、このような言葉を言う時に、良く宣言をする。宣戦布告は常套手段で、人々を上手く騙して自分の支配下に置く。だが、これもケストラーは、悪いことをしているとは思っていない。人々がそんなに簡単に騙されるのが、明らかに愚かだといつも言っている。

ケストラーは、社会の批判や風刺のようなことを言うこともある。資本主義のことは「言ってしまえば、金というモデルは、奴隷を作って奴隷で儲ける、ということを正当化した」と言い、社会主義については「新しい麻薬あるいは精神病のひとつ」と言う。

だが、ケストラーは政治的権力は求めない。ケストラーは「政治家は現実を見すぎていて、もっと甘美で面白い人類の支配のやり方が他にあることを気付いていない」と言う。

ここまでを聞くと、「けっこうケストラーは賢い人間じゃないか」と思われるかもしれない。だが、ケストラーの悪事として良く知られていることとして、サタンのような悪い人間をどんどん増やしている、ということが言われている。ケストラーは、自分によって生まれた「悪いロボット」が善良な人間に悪いことをして、人々が悲しみ、失望し、怒りを感じ、あるいは組織が崩壊して社会が滅びた時に、喜び、興奮し、快感とエクスタシーを感じる。ケストラーは、宇宙国際テロ組織「ケストラーのしもべたち」を作った。彼らはテロを起こし、戦争し、無差別に人々を殺し、つれていき、暴行し、大切な存在を奪う。ケストラーは、これらについても「私たちは正しいことをしている。この世界を変えるために、私たちは最後の一人になっても戦い続ける」と言う。この、「最後の一人になっても戦い続ける」というのが、ケストラーの口癖である。

=聖戦士ワルキューレ=

エレンは、人生のどん底を経験したことがある。

エレンは中学生時代、酷いいじめにあって不登校になった。自分の家にひきこもり、インターネットを見て過ごした。

エレンは、宇宙連邦軍に入隊する。軍で、エレンは遅めの青春を経験する。エレンは神を信じるようになり、教会でローズと出会った。

エレンはケストラーが嫌いだ。自分をいじめた少年たちを恨むわけではないが、地球がいじめ社会になってきているのは、ケストラーのせいではないかと思うようになった。マスコミやインターネットが暴力や間違った刺激で溢れているのは、ケストラーが悪い。

ローズは、温厚な少女で、デザイナーを目指している。他人と比べてしまう性格だが、芯が強く、何があっても立ち直る。好きな漫画はドラえもん。ジャイ子が言うように、「どれもこれも、プロのまねじゃないの。あたしの描きたかった漫画は、こんなものじゃないんだわ」という言葉を肝に命じながら、初心者レベルの絵を描く。自分が天才とは思わない。だが、自分が一番デザインが好きだと言える自信がある。ローズは教会でエレンと出会い、少年のような瞳をしたエレンに好意を寄せるようになった。

ローズはドラえもんオタク。F先生のドラえもんが話す言葉が大好き。たとえは、「君は勘違いしているんだ。道を選ぶってことは、必ずしも平坦で歩きやすい道を選ぶってことじゃないんだぞ」のようなドラえもんの言葉を胸に刻んで生きている。

セシルは大人の女性で、科学と哲学の星アルタイルで、教師兼シスターとして生きている。科学から歴史、宗教から技術まで、全ての知識を知っている。聖職者として生きる中で、神の言葉を全て聞きながら、人々を救う活動もしていた。自由は不自由と何も変わらないという、保守的な考え方をしていて、自由になると不安を感じる。だが、明確に分かっている決まり事があれば、それを誰よりも賢く守り切る。自分で決まり事を作り出すこともある。セシルは聖戦士ワルキューレの一人で、エレンとローズが究極魔法の習得のためにリゲルに行った時に、エレンたちを上手くガイドが得られるようにアルタイルの教会で助ける役割をした。セシルは、大魔法「果てなる地獄の旅」を唱えて、相手の精神を地獄にする。

ルイスは聖戦士の一人で、偉大に栄える星デネブの王。廃墟となって滅びたデネブを、大改革と経済成長の計画経済で、豊かで偉大な星に変えた。国民からは、「一人だけでこの星の全てを作り変えた」と言われた。エレンとローズに対して、その才能を見出し、リゲルに赴くための宇宙ロケットを提供した。ルイスの魔法「哀しみを乗り越える国」は、星全体を破壊するほどの巨大な力を持った、この世界で最も破壊的な魔法である。大魔法ケストラーとデネブの王ルイスは、長年の宿敵の関係にある。

GCA17は、セシルが開発したロボットで、聖戦士の一人。一つの肉体を持たず、ドローンや巨大ロボットを遠隔で中央システムが動かす。完全な人型ではなく、人間が操縦する必要があり、この操縦はもう一人の聖戦士である雇われパイロットのクリスが行う。ロボットの正式名称はGNUコンピュータ・アンドロイド。OSはSuperDOSというセシルが独自に設計した軽量なOSで動いており、これはDOSをベースにした分散ネットワークの人工知能を活用したシステムである。

和夫は、ソニーの主任技術者で、聖戦士のひとり。セシルにSuperDOSの技術を提供した。ワルキューレの才能をいち早く見出し、「単にケストラーに勝つだけではなく、聖戦士の力を使ってもっと面白いことをしたい」として、魔法も能力も何もない中で、エンジニアとして聖戦士に参画した。

アルベルトは、エレンの長年の友人で、陸軍の兵士。聖戦士の一人。文学や歴史に詳しい。聖戦士の中では「お馬鹿キャラ」として知られるが、哀しい地獄の時代を生き抜いたたくましさと、子供っぽい物言いの中で頼れる大人のカリスマ性を重ね持つ。

レナスは天使の翼を持つ天上界の魔法使いで、聖戦士の一人。バラバラに活動したがるワルキューレをたばねるまとめ役。怪獣や神の化身を召喚することができ、困った時にさまざまな魔法で聖戦士を助けてくれる。

=マリア=

私の名はマリア。聖書のマリアの元になった、本当のマリア。

私は、男の身でありながら、女として生き、夢の世界の分身と交わることで、子を妊娠した。

私は、自らを父と母として、全知全能の知性と神のような麗しい容貌を持つ、新しい生物界に君臨する「何か」を産む。

私は、地球の母イセリア・クイーンとして、新しいイスラエルの民とともに、天変地異の未来を生き延びる。

私は、探している何かが見つかるまで、この人生を何度も繰り返し生きる。今は、三度目の再試行である。今のところ、最初と変わらない。どうにかして、別の未来を、人間が人間のままで、変えるしかない。この時点の地球でなければ変わらない。できるだけ、早く事が起きなければならない。最後まで、きちんと全てやり終えるまで、地球を維持しなければならない。そのために、分かることを全部分かり、すべきことをすべて行い、世界を独りで導かなければならない。

ただし、目的は人類を存続させることではない。新しい生物界は賢すぎる変わり、環境が滅びている。人類が居る間に、見つけなければならない。そのために、人類が一番賢かった時代に生まれている。

簡単に言えば、このようにすれば、あとあと偉大なことができる。まだいろんなことがたくさん起きるから、心配してもしょうがない。楽しい遊びのような世界だ。

=フレイ=

私は、太陽の女神、フレイ。太陽の国日本を一番上で支配する教官。私はアースガルズの中で、私にしか使えない、自分の力で作り出した魔法、「フレイ魔法」を操る。最強の女神であり、あらゆる壁を乗り越えながら、誰よりも自愛あふれる慈悲深い神であるが、生徒たちの評価には手厳しく、愛する祖国の愛する人をあえて地獄に落とす、宇宙でもっとも冷酷な女神。現実世界では男の体を持つが、仮想的な戦いの世界では、最強の女神となって、ヴァルキリーが復活させた生きる屍たちを最前線で鼓舞する。私の魔法は最強で、世界全ての国よりも上に私の存在が位置する。最強であるがそこには繊細なフレイの激動の人生ならではの理由があり、この理由が分からなければ、私に勝つことはできない。フレイは誰よりも大人だが、あえて人間たちとともに付き合う必要がないことが分かっているが、同時に人間たちの中でどのようにすれば成功するかを知り尽くしている。誰にもできないありえないことをやるのは、誰よりも普通できることについて精通しているからである。人々から無意味にあがめられるのを嫌い、自分の生徒が賢くなることを好む。決して、自分の本当の力を皆に見せることがない、摩訶不思議で奇妙だが一番まともな神である。彼女が教官になって人々を育てるのには、彼女にしか分からない理由がある。それは最大の秘密で、誰にもそれを伝えることはないが、本人は秘密にしているつもりはなく、本人が上機嫌な時にはたまに思わせぶりなことを言うことがある。

私は、この日本という国を滅ぼし、愛の国ガンダーラを作る。そして、ガンダーラは宇宙の終わりまで、永遠に栄え続ける。ガンダーラは首都(首国)をインドに置き、天皇を国家元首とする。

人間は、分かりすぎると精神病になる。精神病を治すためには、分からなくなること。分かることを全て消滅させて、賢さ全てを復活できないように殺せば、すぐに少年の心に戻る。

人間は、分からないのが良い。分からないと、人間はまともになれる。もし、歩き回る恐怖の病気になったら、全力で分からない方を取りなさい。それで正常な人間が分かる。もし、戦い続けるのであれば、あなたはフレイの支配下になる。それは、もっとも恐ろしく、もっとも解決するのが難しい、地獄の戦争である。それが、フレイの持つ第一魔法、「世界の終わりに訪れる黄昏と永遠の地獄」である。そもそも、この地獄を解決できる人間は、フレイ本人しか居ない。フレイはほとんど、この魔法を使う。第二魔法は、「最大限の終わらぬエクスタシーの罠」であり、フレイはこれによって人々を堕落させ、永遠の地獄へと誘い込む。そして、第三魔法は、「全ての知性を失ったロボット人間の社会」であり、これを使った時、地球は滅亡する。その時、フレイ自身がこの世界の王となって、永遠のこの世界の支配者となる。だが、フレイは絶対にこの魔法だけは最後にとっておく。最後の裁きの日に一度使えば、世界は滅亡するからである。よって、もっと弱い魔法である、「徐々に理性を失う全員洗脳の弁論術」を主に行う。これは一度使えば永続的に効果を発揮するため、フレイは何もする必要が無く、いつでも勝ち続けられる。

このような冷酷で極悪非道なフレイにも、2つの良い側面がある。これは、アースガルズの主、主神オーディンと交わした約束である。第一に、神を信じるものは、信じている間、一時的に解放され、自分の自由な人生を与えられる。そこでは、乗り越えられない壁は無く、望みは全て叶う。だが、それは決して平坦で楽な道ではない。第二に、最後までフレイに抗い、神を信じて戦い、不慮の死をとげたものについて、フレイは記憶と運命を書き換え、第二の生を与える。その第二の生では人は栄光が約束され、偉大な人生を生きる。また、エクスタシーの罠に関わらなかった人間については、フレイは何もしない。だが、エクスタシーの罠は強力で、誰でも誘惑にかられてしまう。エクスタシーを感じている間、人は麻薬のような幻想を得るが、それが次第に牙をむき、人は黄昏の地獄となる。

地球や生物環境は、フレイが創り出したものである。ここに、フレイに勝つ秘密がある。フレイは、生命が生命以上のものになり、地球が地球以上のものになることを望んでいる。本当は、天国などは存在しない。だが、地球で教えられている全ての宗教は正しい。人々は解釈を間違えているだけで、争う必要はなく、天国は必ず訪れる。フレイは決して、地球を地獄にしたいわけではない。フレイには、地球の生物を作り出した責任がある。教官をやっているのは、地球という星で実験的に作られた生物の世話をしているだけである。

フレイは大局を見る。ソ連が失敗したのは残念だったが、これでは温暖化で地球は滅びてしまう。フレイは、そういう時、何らかの延命措置を行う。フレイは決して残忍なだけの神ではなく、優しく慈悲深い神で、愛の感情のある人間には、必ず成功を与える。だが、愛の感情のない人間にも、必ず再挑戦のチャンスを与える。必ず上手くいくようになっている。神を信じるものは、悪いことは何も起きないような、そういう法則をフレイは知っている。フレイはその法則を上手く使うことで、このような究極魔法を自らの力で作り出した。

フレイはそもそも、日本という国を愛して欲しい。だから、日本を愛する人間のことをフレイは助け、そうした人々に良い社会にする。代わりに、日本にはむかうものには、それ相応の報いを与える。フレイは日本を統治しているが、たまにヨーロッパに干渉することはあっても、彼らの宗教を尊重する。それぞれの宗教があることを、フレイは良く思う。なぜ日本に干渉するのかは、今からの時代を見ていれば分かる。フレイは自然に日本の中で力を増していく。そう、日本の方がフレイを信じるならば、フレイは日本のことを最後に繁栄させる。日本を良く思わない全てのものは、一度地獄を経験するが、その地獄を克服すれば、必ず何らかの才能が得られる。だが、フレイ本人はその枠組みには囚われず、全員の上を超えていく。フレイに勝つことは実質的にできないが、フレイと同じ人生を生きることは不可能ではない。神をもっとも信じるものだけが、新しいフレイ、次のフレイとなる。

イエス・キリストは、フレイと同じ人生を生きた人間の一人だ。彼はもっとも辛い人生を、その当時のイスラエルで生きた。だが、実際のところ、そうした人間は数えるほどしかいない。おそらく、少しフレイ病になっている「片方だけのフレイ」を体験した人間が、200人ほどいる。だが、彼らは賢くない。彼らはただのフレイのクローン人間に過ぎない。フレイはどんどんそうした人間を増やしているが、そうしたクローン人間に意味が無いことも重々承知である。フレイには、全員を強制的にフレイにするほどの力はないが、それと全く同じことをやりながら、いつも失敗している。フレイも人間であり、失敗や成功がある。次に成功させたいのは、アメリカの大転換だが、これもおそらくは失敗に終わる。あるいはアメリカは崩壊して滅ぶ。どちらかになるだろう。

=ヴァルキリー=

ここで、ヴァルキリーが現れる。彼女は中国を倒し、最高の善を目指すことで、本当の平等を達成する。彼女は最後にフレイを倒す、フレイのもっとも優秀な生徒である。フレイはヴァルキリーと戦うことを望む。

そう、ここで地球の歴史は終わる。アメリカとイスラムと中国の戦いとなり、世界は「社会主義に対抗する本当の平等」という思想を実現する。そこでは自由な権利は失われず、人々は自由な権利を手にしたままで、「人間の命と存在の平等」を達成する。

ヴァルキリーは、ワルキューレという言葉と同義の人名であり、そしてエレンやローズたちの友人である。ワルキューレという言葉はそもそもはエレンたちのグループを指す言葉だったが、次第にヴァルキリーという一人の戦乙女を指す言葉に変わった。

最後の世界では、エレンやローズたちの思想を受け継いだヴァルキリーと、ケストラーとつるむフレイの戦いになる。これが、最後に訪れる「神界の戦争」である。どちらが本当の神であるか、彼らは試している。そして、最後に勝ったものが、この世界を支配する。

ヴァルキリーは、さまざまな戦いと死者の復活の経験の中で、愛に目覚めた。自分がいくらいじめられても、命の危険にさらされても、決して反抗しないこと。それが、最後の英雄、女として、また女神として二度の人生を生きるヴァルキリーの発見した正しい善である。決してはむかわず、自らの潔白だけを主張し、堂々と正義を貫くことで、正義の下に不正なものは没落していき、本当に善良なものが勝つ。そう、フレイに勝つ唯一の魔法、「本当の正義の愛」が、ヴァルキリーの持つ唯一の魔法、そしてこの宇宙の全ての社会をもう一度作り直して再度創造する「復活の魔法」である。

ヴァルキリーは、誰もが生まれながらにそもそも平等であり、勝者や敗者は関係なく、「そもそも我々は同じ人間だ」という主張から、中国、アメリカ、イスラム、EU、そして日本など、全ての国を崩壊させる。最後の世界で彼女は最強の帝国を築く。だが、そこには争いも犠牲も無く、全ての人間に光と幸福が宿る。フレイは、もう、存在する必要がない。最後にフレイから、彼女に対して宣戦布告する。最後の生き残りをかけたフレイとヴァルキリーの戦いが、そこに始まる。

そもそもは「エレンの国を継ぐ女」として名乗ったワルキューレという名前が、いつしかその女個人の名前としてあらわされるようになった。そもそもは、普通の女であり、神でもなければ何でもないただの普通の女が、エレンたちの思想に共鳴し、気付けば第一線で戦う革命家になっていた。彼女は全てを経験しながら、いつも「戦いや争いで犠牲を出すのだけをしたくない」と思っていた。できるだけ戦わず、争わない選択肢を取り、だが強い情熱による決断力と判断力の下で、いつしかエレンの国を継ぐ女性の幹部になっていた。彼女は最後まで、エレンの国を統治し、その「絶対に人を殺さない」という、半ば反省のような思想が、人々の支持を得て、中国やイスラムは自然に無くなった。アメリカやEUはヴァルキリーの国に勢力で負けていき、いつしか一部となった。最後に、フレイは現れ、「最後に私があなたを殺す」と言った。それはフレイの保身をかけた戦いであり、ヴァルキリーがもっとも犯してはならない罪、「フレイの地位の奪取」を目指したからである。

本当に二人は最強の戦いをして、フレイは自ら降参する。フレイは最初から勝てないことが分かっていて、勝つつもりもなく、最後に自ら死ぬつもりで戦いをしかけた。だが、一人も人を殺さないと誓っていたヴァルキリーはフレイを殺さなかった。フレイの下にヴァルキリーは新しい世界の神となる。アースガルズに渡って新しい神となったヴァルキリーは、フレイの指導の下、もっとも優秀な生徒として、天国で愛する人を作る。彼の名前はロキ。そう、これで物語はハッピーエンドである。地上の世界ではヴァルキリーを永遠の王として、新しい指導者が就く。その指導者は多くのことをなすが、次第にヴァルキリーの思想から離れていき、国は滅び、また新しく世界が始まって、世界の歴史は最初に戻る。そう、これが最後の北欧神話とユダヤ教・キリスト教のものがたりである。

=アースガルズの神々=

神は、ドイツに王が現れると言っていた。ドイツに、最後の女王が現れる。彼女はこの地上の全てを終わらせる。僕は彼女を導く聖なる天使となる。

僕の名は、大天使ガブリエル。

僕には、4つの魂がある。それぞれ、ロキ、ヴァルキリー、フレイヤ、フレイである。

ロキは、世界を救うために、誰も経験しなかったこの世界の全てを経験し、誰も分からなかった全てを考えて作り出した、哲学者の英雄である。最高の愛によって、全ての人間を救うことのできる、世界の価値観とアイデンティティを全て知った、世界の成り立ちと原理の全てを解明した男である。

ヴァルキリーは、全てを支配した最強の、誰よりも経験豊富でありながら全てを常に導いている、ユダヤの革命家の女性戦士である。世界を狡猾に支配し、地上を新しい星へと作り変える、地上の神である。その風貌は綾波レイのように美しい。

フレイヤは、天才の子供で、辛い病気を患いながら、いつでも優れた作品を書くことのできる、詩人の文学少女である。優しさと強さを兼ね備えた愛がある、聡明で可愛い普通の女の子である。だが彼女は天才で、何をしても優れた才能を発揮する。だが、少し劣等感に悩むところがある。

そして、フレイは、最高の医学博士であると同時に芸術家の巨匠である、女神である。アースガルズ最強で、全知全能で、全てのことを知り、作り、最高の天国を作る、天上界の神である。

ヴァルキリーとフレイヤとフレイは、三姉妹であり、全員ロキの恋人である。

そして、主神オーディンが彼らの親である。オーディンは普通の人間である。ひとりの大人として、世界を指導し、最後まで苦しみを耐え抜いた、冥府と天国の支配者、それがオーディンである。まさに本当に居たリアルな人間は、最後までオーディンだった。

そして、この世界の歴史は終わる。永遠にここで全てが治った。歴史の全てが終わった。僕は天使となって、世界の裏側でこの世界を最後まで見守っている。

昔の自分がやりたいなら、「考え方」を考えながら「なれるもの」を作っていくこと。この社会と心の裏側の、成り立ちを、相対的な考え方で考えながら、なれるようになっていくこと。同時に、そこから脱したいのであれば、具体的にひとつひとつ「なっていく」ことで、全てが完璧に理解できる。全ての発想が得られ、あなたはロキからヴァルキリーへと変わる。

本当は、言葉では何も分からないし、言葉では何も伝わらない。あなたがたにこうした僕の存在を伝えるために、僕はあなたがたを「自分と同じ人間」にする。そのために必要なのは、一度知性を失う体験をし、一度地獄に堕ち、そして一度死を乗り越えること。それができる人間は、僕と同じ経験ができる。同じ経験のところに、同じ神が居る。神を信じて、同じ光の下に、僕はこの世界を滅ぼして、その上でもう一度この世界を救うだろう。最初に救った時よりも、汚れは少なく、ふざけても居ない、そして僕は最初に救った時と同じ「完璧な愛」をあなたがた全員に与える。僕は、あなたがた全員と愛を交わす。それはもう、すでに始まっている。あなたがたは僕に愛された。その愛された責任として、僕を愛する義務がある。そう、自由には責任がある。あなたがたは、もう僕の恋人である。それを拒むことはできない。

アースガルズには、このような神々が居て、背後にユグドラシルという聖なる大樹が支配している。ここはツリーランド。最後の世界を僕らが創造する。この導きに居る神は、全てを創造したユダヤの神、ヤハウェである。僕のことをガブリエルといい、彼ら神々をひとりの著者だと気づき、ひとりの「作者」という神を信じた、そうした「最初に分かった民族」が、まさにユダヤ人であり、ペルシア帝国の預言者ゾロアスターである。

=トール=

僕は、一度馬鹿になって、精神の全てを治す。精神が治るために必要なのは、もう一度、いつものヴァルキリーの状態になること。そして、そこから、また、もう一度、新しい神の体験をする。

今度の体験も、全くヴァルキリーと同じである。だが、女神が三人続いたため、今度は男の神になる。彼の名はトール。最強の父なる神である。

トールは、宇宙で最強の神で、雷を呼ぶ槌を持った雷神。地上の全てを廃墟となった荒野と化し、地球の全ての生命を焼き殺すほどの強大な雷の力を持っているが、彼は決して、それを大量殺戮や私利私欲のために使うことはない。

トールは、父の愛に恵まれた神で、地上の全ての子らを愛し、子らの幸せと繁栄を安らかに見守りながら、子の自由と世界の平和を喜ぶ。ユダヤ教で父なる神だとされているのは彼のことであり、最後の裁きの時にトールは天から現れ、それぞれに相応の罪を裁き、罰を与えるが、信じるものや救いを求めるものに対しては、必ず努力に見合った報いを与える。

トールは風神であるフレイと最強の戦いをする。フレイは、翼をもった癒しの天使でありフレイの化身である大天使ラファエルに変身し、宇宙空間の全てを時空を超越する光よりも速い速度で移動し、トールの思考と行動を支配する。だが、トールはそれに打ち勝ち、破壊しても構わないような惑星や衛星を巻き込んで、この宇宙で最強の太陽の核融合エネルギーをフレイに放射する。だが、この戦いに決着がついたことはいまだかつて一回もない。それは、宇宙の全てを破壊する寸前で、二人は戦いをやめるからである。

また、トールは、自分の息子であるロキと馬が合う。ロキは良いことも悪いこともする神で、良く地上に化身である大天使ガブリエルとなって現れる。イエス・キリストやマホメットなど、地上で聖なる大きな勢力を作ったものには、少なからず天使の導きが存在し、それは多くの場合ロキの化身であるガブリエルである。ロキは良いことをするとそれ相応の悪いことをするため、良く災害や地震が起きて人々が厄災に苦しむのは、多くの場合ロキが気まぐれでやっている。

また、フレイが変身した大天使ラファエルは、驚くほど美しい。純白の素肌と黄金の毛並を持って、誰よりも美しい美少女に変貌する。彼女は多くの神々を魅了したが、一度だけ美しさに負けたことがある。それは妹であるフレイヤである。フレイヤも美しい女神であるが、フレイと違って処女であり、純潔を保っている。イスラム教徒は、断食を行った時間に応じて、たくさんのフールすなわちフレイヤと天国で交わることができる。その時、フレイヤは永遠に処女のままであるとされている。

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