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ベーコン

イギリス経験論の創始者。

ベーコン

ベーコン。

画像はパブリックドメイン。

帰納法

ベーコンは、数学的な理性で考える「演繹法」に対して、経験的にそれが何なのかを知っていく、と言う「帰納法」を唱えました。

数学的な理性から真理を分かるのではなく、自らの経験から経験的に分かっていく、とした考え方です。また、さまざまな原理や法則を経験的に分かっていくことで、人間社会は進歩していきます。

イドラ

ベーコンは、人間の持っている思い込みを4つのイドラに分け、

イドラ説明
種族のイドラ人間の種としてのイドラ。人間が人間である所以の思い込み。
洞窟のイドラ経験固有のイドラ。自分の経験による思い込み。
市場のイドラ伝聞によるイドラ。他人から聞いたことによる思い込み。
劇場のイドラ権威によるイドラ。思想家や学者の知識による思い込み。

としました。

経験論と合理論

近代哲学では、認識論を巡って経験論と呼ばれる「理性は経験から得られるものしか得られない」という立場と、合理論と呼ばれる「理性は経験からではなく推論的に、純粋な数学的理性として得られる」という立場に分裂し、哲学上の争いがあった。

経験論哲学は「イギリス経験論」として知られ、イギリスの哲学として発展した。イギリス経験論はベーコンによって創始され、ロック、ヒューム、バークリなどが続いた。

これに対し、合理論は「大陸合理論」として知られ、近代哲学の父とされるデカルト(フランス人)や、スピノザ(オランダ人)やライプニッツ(ドイツ人)などが中心となって発展した。

また、カントは経験論と合理論を統合し、ドイツ観念論哲学を批判哲学として創始した。ヘーゲルはこのドイツ観念論を体系的にまとめ、近代哲学の完成者とされている。

また、ヘーゲル批判者としてキルケゴールが実存主義を創始した。

区分け人物
イギリス経験論ベーコン、ロック、ヒューム、バークリ
大陸合理論デカルト、スピノザ、ライプニッツ、マルブランシュ
ドイツ観念論カント、フィヒテ、シェリング、ヘーゲル
実存主義キルケゴール、サルトル、ハイデガー、ヤスパース

ベーコンの言葉

“知は力だ。”―ベーコン