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ソクラテス

アテナイの議論場

ソクラテスは、アテナイ(古代ギリシャの都市国家)の酒場で、人々とじかに話をしながら、相手が何を思い込んでいるのか、本当はどのように考えられるのかをともに議論して考える、「居酒屋のおっさん」のような哲学者だ。

ソクラテスの弁明

ソクラテスは一切の著作を残さなかったが、弟子のプラトンが、ソクラテスの弁明として、代わりに著作を残している。

内容は、ソクラテスとギリシャ人のさまざまな人間たちが対話し、討論し、弁明する、と言うものである。

俗人の「金」や「処世術」のような価値観ではなく、魂、真善美、そしていかに生きるか、と言うことに対して、情熱を燃やし、人々と対話することで哲学的真理を追究しようとした哲学者である。

無知の知

無知の知は、「何も知らないことを知っているものが一番賢い」と言うソクラテスの思想である。

魂の安らぎ

ソクラテスは、魂の安らぐ方へと進み、魂を安らげることが大切だと考えていた。

正しい認識は己の心の中から生まれる

正しい認識は己の中から生まれる。ソクラテスは、己の心から正しさが生まれると考えた。

そして、「善とは何か、正しい行動とは何か分かっている人は、善をし、正しい行動をする」と言った、ある意味で性善説のような独自の理解論、行動論を考えた。

デルポイの信託

ソクラテスは、デルポイの信託と言う古代ギリシャの巫女が神の言葉を伝える、と言う儀式で、「アテナイの中で最も賢いものは誰か」と言われた時に、「ソクラテス」だと言ったと言われている。

ソクラテスは、人々を惑わした罪で、毒の杯を飲んで、死んだ。