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カント

ドイツ観念論の哲学者。

カント

カント。

アンチノミー

カントのアンチノミーは、相互に矛盾する定理を考える。それは、

・宇宙は無限なのか有限なのか

・ものは単純なのか単純ではないのか

・法則は自由なのか運命なのか

・神は居るのか居ないのか

と言うものだ。

カントの作った言葉

読まずに死ねない哲学名著50冊」より。

カントは、感性(色つきメガネ)、悟性(データ統合能力)、理性(“完全なもの”を認識する能力)という3つの言葉を使って、人間の認識と理性を考える。

近代哲学の認識論は、デカルトによる口火が切られた後、合理論と経験論の対立として展開してきた。合理論は、主観は根本原理からの推論によって客観を捉えられるはずだとする立場であり、経験論は、主観は知覚経験が及ぶかぎりにおいてしか客観を認識できないとする立場だ。

さて、18世紀のドイツに現れた哲学者カントは、合理論と経験論の大陸を解決する認識論の立場を打ち立てた。それは先験的観念論だ。

ポイントを一言でまとめると、主観にはあらかじめ認識能力の装置が備わっており、主観はそれを用いて感覚データを加工、構成することで、客観を認識できるとするものだ。

カントは本書で、合理論と経験論のいいとこ取りをすることで対立を調停し、より普遍的な認識論の立場を打ち立てようとする。

私たちの主観には、生まれつき共通の認識装置が備わっている。その装置は、知覚データを与える能力(感性)、それを用いて概念を組み立てる能力(悟性)、根本原理から推論によって全体像を構想する能力(理性)の三つからなる。

理性批判

カントは、理性批判をすることで、純粋理性では分からないことや当たり前だと思い込んでいることも、「コペルニクス的転回」から覆されると考える。

ア・プリオリと前提条件

カントは、経験的に習得したものなのか、それとも先天的にあったものなのか、と言うア・プリオリを考える。また、空間や時間についてはその前提条件であると考える。

悟性のカテゴリー

カントの悟性のカテゴリーでは、可能性や決定などの論理を簡単な表の分類にして考えられるとする。

「カント入門(石川文康)」より。

1.判断の量(量のカテゴリー)

判断論理特性
全称判断すべてのAはBである→ 単一性
特称判断若干のAはBである→ 数多性
単称判断このAはBである→ 総体性

2.判断の質(質のカテゴリー)

判断論理特性
肯定判断AはBである→ 実在性
否定判断AはBでない→ 否定性
無限判断Aは非Bである→ 制限性

3.判断の関係(関係のカテゴリー)

判断論理特性
定言判断AはBである→ 実体と偶有性
仮言判断もしAであれば、Bである→ 因果性と依存性
選言判断AはBかC[D...]である→ 相互性

4.判断の様相(様相のカテゴリー)

判断論理特性
蓋然判断AはBでありうる→ 可能性 - 不可能性
実然判断AはBである→ 現実性 - 非存在
必然判断AはBでなければならない→ 必然性 - 偶然性

経験を可能にする

カントは、経験と言うものを「可能性を形にする」と言う意味で、「経験を可能にする」と言うことを考える。

宗教は要請である

宗教については、「人間の道徳心の要請として、宗教が作り出された」と考える。

認識は経験的なフィルターである

カントは、認識を経験的なフィルターによるものだと考える。

著作

「純粋理性批判」、「実践理性批判」、「判断力批判」、など。