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ヘーゲル

ヘーゲル

ヘーゲル。

精神の成長

ヘーゲルは、この世界全体の発展を「世界精神」だと考えて、その精神がいかにして発展をしていくかを考えた。

弁証法

ヘーゲルは弁証法で有名だが、弁証法は、「意見Aに対して批判的なBがあり、それが統合されてCが出来て、その上でCに対して批判的なDがあり、それが続いていく」と言うものだ。

ヘーゲルは弁証法を歴史に応用し、精神の段階を「合一から絶対に至る」ものとした。

歴史

ヘーゲルは、歴史を弁証法的な、絶対精神へと向かっていく世界精神の目覚めだと考えた。

精神

ヘーゲルの精神論は、自己意識が喪失や確執とともに大人になっていき、共同性に目覚め、啓蒙や理性主義へと発展して、最後は道徳的良心と言う「絶対知」に到達する、と言うものだ。

絶対主義的国家論

ヘーゲルの国家論では、絶対主義のプロイセンを最終的な理想・終着点だと考える。

その思想は全体主義的で、集団は国家のためにあり、集団の全員より国家の方が大きい、とするものだが、当時はそれが進んだ考え方だった。

生の本質

ヘーゲルは、「合一と分離の合一」が生の本質をなすと考える。(【第265回】『ヘーゲルとその時代』(権佐武志、岩波書店、2013年)より。)

ヘーゲルの言葉1

「超解読!はじめてのヘーゲル『精神現象学』(竹田青嗣・西研)」より。

“言いかえると、魂(ゼーレ)が己れの本性によってあらかじめ設けられている駅々としての己れの一連の形態を遍歴してゆき、己れ自身をあますところなく完全に経験し、己れが本来己れ自身においてなんであるかについての知に到達して、精神(ガイスト)にまで純化させられるさいの魂の道程であると、この叙述はみなされることができるのである”―ヘーゲル

ヘーゲルの言葉2

“事そのものは、(1)その存在が、個別的な個人の行為でありすべての個人の行為であるような、一つの本質(実在)であり、(2)その行為がただちに他に対してある、すなわち一つの事であり、この事は、万人のまた各人の行為としてある。さらに(3)あらゆる本質の本質であり、精神的な本質であるような本質、である”―ヘーゲル

ヘーゲルの言葉3

“したがって、この断言が断言しているのは、意識は自分の信念が本質であることについて信念をもっているということである”
“この断言という言明が、それ自身において自己の特殊性という形式を撤廃する所以のものであり、自己は言明することにおいて自己にとって必然的な必要な普遍性を承認している”
“美しい魂と呼ばれるひとつの不幸な魂の光輝は内面において次第に消え失せて行き、そうしてこの魂は空中に失せる形のさだかでない靄のようになって消え去るのである”―ヘーゲル

著作

「精神現象学」、「法の哲学」、など。