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ルカの小説

Assy著

=メインの章=

ジャングルの中で

ゆっくりと暮らす、ひとつの王国の人々が居た。

王子、ルカは今日も国民の声を聞く。

兄弟たち、ラノアとローザは、王子とともに

時には平和の中を

時には戦いの中を

国民と痛みを分かち合いながら

暮らして、ともに王国を見聞きしていた。

◇◇

急に、軍隊の中で、ひとり、何か見つけたものが居た。

ラノアは話した。そうすると、このように伝えた。

「皆の兵の中で、混乱が起きています。

魔族の中に、悪いものが居て、

我々の兵に呪いを与え、

皆、苦しんでいる、とのことです。

私は、魔族の王、ラファエルというもののありかを

知っています。

この地図をご覧ください。」

このもの、アーチャーのロナウドという。

ラノアは、地図を受け取り、

ルカとローザに伝えた。

ローザは言う。

「これは大変だ。

軍を率いて、倒しにいくべきではないか。

兄上、どうする。」

王子、ルカは答えた。

「大司祭、ロスカに聞き従おう。」

大司祭は、すぐに呼ばれた。

「王子、これは、まことに大変です。

本当にたくさんのものが苦しんでいます。

王子、地図のとおりであれば、

1週間もあればつく道のり。

私もつきましょう。軍を率いて、行くのです。」

ルカは言った。

「ラノア、ローザ、行こう。

ラノア、軍の管理を頼む。

行くしかない。」

◇◇

王子たちは、軍の200人を従えて

旅に出た。

途中、たくさんの苦しむ国民を見て、

1行は悲しんだ。

◇◇

1行は、5日後、ある程度の敵の情報をつかんだ。

魔族の王は、鳥の姿をしていて

電光石火の速さで動き、簡単に捕らえることは

出来ないと言う。

ローザは、地図を見て、あるものに出会った。

水を切らした1行が、砂漠の中、オアシスにたどり着いたときのこと。

ローザは、馬を休めて、いろんなことを考えていた。

その時、天使ミカエルに出会った。

「君たちが、ラファエルを倒したい1行か。

立派な立ち姿をしている。

これを持っていきなさい。

たくさんの魔法を使えるようになる宝石だ。

ラファエルを倒したいのなら

これを持って『ホールド』と唱えなさい。

ラファエルの動きを鈍くすることが出来る。

◇◇

他には、

火を使ったり、雷を起こすことも出来る。

宝石を持って、『シロマ』と唱えなさい。

魔導師が目の前に現れ、魔法を教えてくれる。」

◇◇

ローザは、ルカ、ラノアを呼び、

宝石の使い方を知った。

◇◇

『ライト』たくさんの光が輝き、場を照らす。

『ファイヤーソード』火の剣を呼び起こし、敵を燃やし切り裂く。

◇◇

ローザは、ルカにこの宝石を与えることにした。

ルカは言った。

「ファイヤーソードが一番強い魔法だ。

僕はこれで戦う。」

◇◇

6日目、敵のラファエルがローザに現れる。

「何だ!こんなに黒い気分になったのははじめてだ。

なぜだか、息が苦しい。ああ、兄上!僕はこのまま

死んでしまうのだろうか?」

そう思いながら、ローザはルカとラノアにそのことを声に出した。

その瞬間、ラファエルが現れた。

ローザは、ショックのあまり倒れてしまった。

ルカが言った。「ラノア、ローザを頼む!僕が戦う。」

『ホールド』ラファエルは、10秒間そこに止まる。

『ファイヤーソード』ラファエルを倒した、か?

その時、ひとりのさらに大きな鳥が、

死んだラファエルをつかんで話した。

「私はガブリエル。天使の長だ。

ルカ。あなたは、ラファエルを倒すことの出来た、

唯一の人間だ。

その宝石をどこで手に入れた?」

ルカが答えた。

「ミカエルという天使が、ローザに与えた。

ミカエルを知っている?」

ガブリエルが答えた。

「この3天使、ガブリエル、ミカエル、ラファエルは、

ひとつの同じ命を持っている。

ラファエルは死んだ。

しかし、ミカエルが死ななければ

いくらでも生き返る。

ただ、ルカよ。

あなたの王国はこれで救われる。

ミカエルはいつも気まぐれだから、あなたがたを使った。

ラファエルはいつも悪いことばかりする。それを謝ろう。

ガブリエルは、すべきことをする。ただそれだけだ。それでは。

さようなら。」

それで、この物語はおしまい。

気がついたローザと、ルカとラノアは、自らの国に戻った。

おしまい

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